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トラベル日記

投稿日:2017年02月14日

001
フランクフルトから鉄道で北へおよそ1時間。
木組みの立派な家並みが素敵な小さな町ヴェッツラーへ。
ここは、ゲーテが23歳の時に叶わない恋に落ちた町。
そしてカメラ界のレジェンド「ライカ」が生まれた町。
町にはゲーテの足跡が今も残り、カメラオタクでなくても
行っておきたいミュージアムがあります。

002
町を歩くあちらこちらにゲーテの面影をみることができます。
ゲーテの人生において、ヴェッツラーは甘く切ない青春の町。
失恋物語は「若きウェルテルの悩み」のモチーフとなり、
発売するとたちまち当時の若者の心をわしづかみにしました。
各国で翻訳されミリオンセラーとなったのです。
あのナポレオンでさえ、エジプト遠征中に9回も読んだといいます。

003
食事中に小説の中で描写された、いで立ちで現れたゲーテ。
この服装は小説が大ブレイクした当時、ドイツ中に青い燕尾服に
黄色のチョッキと黄色のズボン姿の人が町中にいたそうです。
流行の現象はいつでも同じなのだなと関心。
さて、この紳士、もちろん本物のゲーテではありません。
町役場の人がゲーテの姿になって物語を演じてくれます。

004
石畳のコンマルクトの一角にある一軒家の2階にゲーテは下宿していました。
現在はステーキハウス。

005
靴の修理屋さん。
窓越しのお仕事風景も絵になります。

006
黄色の家の左手に立つ木組みの家は、恋の悩みからピストル自殺をした
ゲーテの友人が住んでいた家。
友人がした行為は、小説の中で主人公の結末になっています。
つまり小説は2部構成になっていて、半分はゲーテ
もう半分は友人の体験を元に書いているのです。

007
ゲーテが恋したシャルロッテが、1753年の生誕から
73年の結婚まで暮らした家。
ゲーテがここへ足繁く通ったことも記録に残っています。
現在は「ロッテハウス」として保存され、
博物館として『若きウェルテルの悩み』の初版や史料を展示しています。

008
町を歩いていると、時折中世の服装をした人たちとすれ違います。
のどかな木組みの家の街並みを歩いていると、
何だか小説の世界を旅しているみたいです。


ドイツ観光局


※本記事は執筆ライターの同意のもと、他媒体にも提供されています。


写真・文/鈴木博美
旅行業界で15年間の勤務を経てフリーの旅行家へ。
旅を通じて食や文化、風土を執筆。
雑誌媒体等に海外各地の旅の記事を寄稿。
著書に一人旅に役立つ電子書籍「OL一人旅レシピ」
インド編、ベトナム・カンボジア編、エジプト編、
世界中の美味しい料理をおうちで作る「いつもの食材で作る世界の料理レシピ」。
ブログ「空想地球旅行」で旅のあれこれを発信中。

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