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スタッフ旅行記

投稿日:2016年11月30日

001
スイスのほぼ中央に位置するルツェルンは、
優美な自然を従えた古都。
13世紀、南北ヨーロッパを最短で結ぶ
重要な交易路「ゴッタルド街道」の要衝を担い、
後にスイス建国の礎となった街のひとつ。
そんなルツェルンは、フレスコ画の壁に彩られた旧市街に加えて、
ロイス川に架かる屋根付の木造橋が、街に一層の輝きを与えています。

002
カペル橋は、14世紀に旧市街を取り囲む
城壁の一部として作られたもの。
通常は、川の流れに対して直角に橋を架けるのが基本ですが、
この橋は途中2箇所で屈曲し、ロイス川を
斜めに横切るように架けられています。
この独特なフォルムは防御目的だったのです。

003
内部の梁には、スイスの歴史やルツェルンの守護聖人の生涯が
描かれた110枚の板絵が飾られ、さながら屋外美術館のよう。
しかし1993年に起きた火災により橋の約3分の2が焼け、
板絵もそのほとんどが焼け落ちてしまいました。
城壁としてだけではなく、ルツェルンのランドマークとして
街の誇りをも担ってきたカペル橋の焼失に住人は悲しみ、
早期復元に向けた官民一体となっての復興をすすめた結果、
翌年には往時の姿を取り戻し今も同じ輝きを放っています。

004
早朝のカペル橋を訪れると、寒さを凌ぐよう白鳥が首を丸めていました。
ルツェルの白鳥は、太陽王と呼ばれた
ルイ14世からの贈り物の子孫たちだそうです。
中立を旨とする平和な国というイメージがあるスイスですが、
中世は勇敢な傭兵を多数送り出す国として有名でした。
17世紀、フランス王ルイ14世を守るスイス傭兵を讃えて
贈られた子孫たちが、ルツェルンに高貴な気品を放っています。

005
橋の背後にそびえる雪化粧をしたピラトゥス山。
凛とした空気に包まれる美しい冬景色は、これからが本番です。
夏のイメージが強いスイスですが、実は冬がベストシーズンなのです。
雪山だって鉄道で気軽に行けるし、手ぶらでスキーは当たりまえ。
スキーをしなくても雪山には楽しみがいっぱい!
チーズフォンデュだって夏より冬の方が似合うでしょう?

冬のスイスのお得な情報はスイス観光局のサイトでチェック!



写真・文/鈴木博美
旅行業界で15年間の勤務を経てフリーの旅行家へ。
旅を通じて食や文化、風土を執筆。
雑誌媒体等に海外各地の旅の記事を寄稿。
著書に一人旅に役立つ電子書籍「OL一人旅レシピ」
インド編、ベトナム・カンボジア編、エジプト編、
世界中の美味しい料理をおうちで作る「いつもの食材で作る世界の料理レシピ」。
ブログ「空想地球旅行」で旅のあれこれを発信中。

投稿日:2016年11月22日

001
ハロン湾はもっぱら日帰りが主流なのですが、
ハロン湾は実はクルーズ船で洋上ステイしてこそ
素晴らしい景色に出会えるものです。
奇岩をすり抜けながら、波のない穏やかな湾の中を静かに進み、
朝夕の幻想的な景色に酔う。
そんな1泊2日のクルーズに出かけてきました。

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12時30分の出航前に手続きを終えて、専用のラウンジでひと休み。
出発前からテンションが上がってきます。

003
出航の時間。
バーヤ号」の船上からスタッフが本日のゲストに手を振りながらご挨拶。

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バーヤ号はオリエンタルな装いが素敵なスモールラグジュアリーシップです。
木目の客室もいい雰囲気。
コンパクトですが、スーツケースを広げるくらいの余裕も
シャワールームもエアコンもあります。
もちろん24時間温水がでます。

005
荷物を部屋に運んだら、さっそくウェルカムランチ。
パパイヤのサラダやポメロ(ザボン)のサラダ、
揚げ春巻きにシーフードとベトナムらしい食事で大満足。

006
ランチアフターはアクティビティの時間まで、
デッキで景色を眺めながらまったり。この時間が最高です。

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ゆっくり休憩した後は、地元のおばちゃんが船頭の
ローカル使用の手漕ぎボートで洞窟へ入って、
さらに奥の内海へ行きます。
自力で進みたい人はローカルボートの船頭になってもいいし、
カヌーで行くこともできます。

以前までは水上生活村があったのですが、
環境や教育の問題で、みな陸に上がってしまいました。
今はハロン湾内で暮らしている人はほとんどいないとのことです。

008
夕食前には、デッキで揚げ春巻きのクッキングクラス。
自分で巻いたものだからか、揚げたてだからか、とにかく美味しい。
これまで食べてきた揚げ春巻きの中でも指折りです!
ディナーはベトナムフレンチのコースメニュー。
こちらも大満足。
夕食アフターはハロン湾名物のイカ釣りに挑戦。
張り切って糸を垂らして手釣り。
以前は上から見てもイカがたくさん見えたのに、
今回は待っても待っても全く姿を見せません。
ポイントがイカんのか、個体数が減少しているのか不明ですが、
1時間ねばって1匹の姿も見られずギブアップ。
残念でした。またいつか。

009
翌朝、日の出前のハロン湾。
雲の隙間からピンク色の朝焼けが覗いています。
これはこれで美しい景色。
日帰りのクルーズでは見られない景色です。

010_2
朝日を浴びながら太極拳レッスン。

ハロン湾の空気をゆっくりと深呼吸してデトックス。
体内の細胞に酸素が供給され活性化。
新陳代謝があがり気分がスッキリです。

011
朝のアクティビティはシャンデリアのような鐘乳石や石筍が
にょきにょき育っている洞窟へ行きますが、今回は展望台へ。
200段以上の階段を上って息切れ状態。
でも晴れていて気分がいい。
途中の道で朝の光を浴びながらハートマークを作る
眩しいカップルに幸せ分けてもらいました。

012
展望台麓のビーチ。みんな朝から張り切って泳いでいます。
海は透明度が高くとてもきれいです。
朝のアクティビティの後は、船で軽食を食べて帰路へと向かいます。
下船はだいたい10時30分頃。
約23時間のクルーズですが満足度はかなり高いといえます。
ベトナム旅行計画に、ハロン湾宿泊クルーズぜひ加えてみてください。


協力:ベトナム航空


写真・文/鈴木博美
旅行業界で15年間の勤務を経てフリーの旅行家へ。
旅を通じて食や文化、風土を執筆。
雑誌媒体等に海外各地の旅の記事を寄稿。
著書に一人旅に役立つ電子書籍「OL一人旅レシピ」
インド編、ベトナム・カンボジア編、エジプト編、
世界中の美味しい料理をおうちで作る「いつもの食材で作る世界の料理レシピ」。
ブログ「空想地球旅行」で旅のあれこれを発信中。

投稿日:2016年11月16日

001
日進月歩で進化中のベトナムはしばらく来ないと
街の様子が全く変わっていることがあります。
ハロン湾もそのひとつ。
現在大型ホテルや高級コンドミニアムが続々建設中。
これといって何もなかった街も賑やかな装いを醸し出しています。

002
今回の旅は、にわかに変化中のハロン湾を偵察するために、
あえてのハロン湾宿泊。
新しい道路も建設されていて、数年前とは街の構造が変わっているので、
まるで初めて訪れた街のような気分です。
宿泊先はハロン湾を目の前に立つ
ムオンタン・ラグジュアリー・クアンニン・ホテル」。
客室の窓からハロン湾を望みます。
ゲストはもっぱらローカルと韓国人、中国人。
欧米人も利用しています。
ローカル系のホテルですがラグジュアリーを名乗るだけあり、
部屋の設備も行き届いているし、朝食もバラエティーに富んでいます。
立地も良いのでおすすめできます。

003

ホテルの目の前で建設中なのが巨大なアミューズメントパーク。
ウォーターパークに観覧車やジェットコースター、
海と山を繋ぐロープウェイは1キャビンで230人収容可能で
ギネスに登録されたそうです。
そんな大勢乗せたロープウェイに乗るのも不安ですが、
手がけている会社がスイスと聞いてホッとするのは失礼か…

004
ハロン湾沖の小島に昨年オープンした
ヴィンパール・ハロンベイ・リゾート」も
ベトナムで注目すべきリゾートホテルです。
白亜の宮殿といった感じでエレガンシーな装い。
屋外プールの他に、リゾート内にアトリウムプールもあります。

005
街とリゾートの間は専用ボートが20分間隔で送迎しています。
チェックインとボートが来るまでのウェイティングルーム。
高級感が漂っています。

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白砂のきれいなビーチでリゾート気分も存分に味わえます。

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スパエリアはトリートメントルームの他に、
海を眺めながらのフットスパルームも用意しています。

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街に戻って夜はナイトマーケットへ。
ここは露店ではなく建物の中で毎日夕方から
ナイトマーケットが開催されています。
1Fは雑貨や衣料品、バッグなど、
2Fはお菓子やコーヒーナッツ類などの食品を販売しています。
価格も妥当なのでお土産はここで調達するのが良いです。

009
夜の街から見るヴィンパール・ハロンベイは、
まるで洋上に浮いているクルーズ船のよう。
これからの街の進展が楽しみです。
ハロン湾クルーズの前後に滞在するプランもありになるかもしれません。
今後に乞うご期待!


協力:ベトナム航空


写真・文/鈴木博美
旅行業界で15年間の勤務を経てフリーの旅行家へ。
旅を通じて食や文化、風土を執筆。
雑誌媒体等に海外各地の旅の記事を寄稿。
著書に一人旅に役立つ電子書籍「OL一人旅レシピ」
インド編、ベトナム・カンボジア編、エジプト編、
世界中の美味しい料理をおうちで作る「いつもの食材で作る世界の料理レシピ」。
ブログ「空想地球旅行」で旅のあれこれを発信中。

投稿日:2016年11月09日

001
ベトナム北の玄関口となるハノイから南へ100キロ。
車でおよそ2時間のところにあるニンビンは、
ベトナムでも今注目のディスティネーション。
石灰岩の奇岩がそびえる緑深い山あいに流れる小川を、
小舟に乗ってのんびり下っていくツアーが国内外で人気を集めています。
そんな水と緑溢れる閑静な場所に立つリゾートは、
ベトナムで早くから根ざしている洗練されたリゾートホテル。
ベトナムの原風景のような景色に囲まれて、
行き届いたホスピタリティーで心と体に安らぎを与えてくれます。

002
空の玄関口となるハノイへは、機内サービスの向上と、
世界で2番目に最新鋭中大型機のエアバス350を取り入れるなどで
今話題を集めているベトナム航空。
この度、英国SKYTRAX社による2016年ワールド・エアライン・アワードにて、
4スターを認定され、ますます注目度が高まっています。
何といっても10月末には関空=ホーチミン線にA350を、
日本で最初に定期路線に導入。
今後も目が離せない航空会社です。

003
成田を離陸して20分ほど経った頃、窓の外には
一面真っ白な雲海に頭を出す富士山。
富士山を美しいと思うのは日本人だけではないようで、
後ろに座っていた外国人の方もカメラに収めていました。

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リゾートへはハノイから車で約2時間。
直接ホテルに予約すれば送迎付きのパッケージ料金もありますし、
統一鉄道でハノイからニンビンまでもおよそ2時間と、
苦にならない距離なので鉄道体験してみるのも良いでしょう。
ニンビン駅からリゾートまではタクシーで30分。
ベトナム伝統建築が美しい「エメラルダ・リゾート」に到着です。
「ひとつの村」をイメージして設計されたリゾートの敷地は
とにかく広く気持ちが良いです。

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睡蓮が咲く中庭を囲む長屋風の建物が客室。
部屋はシンプルですが不足はありません。
バスルームも広々としていて使いやすく、もちろんバスタブ付き。
ベランダもあります。
中庭には小さなプールもあり、軽くひと泳ぎすることもできるし、
デッキでリラックスすることもできます。

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エメラルダ・ニンビンは食事にも定評がありますので、
ディナーもぜひ味わってほしい。
ニンビン名物料理のヤギ肉は臭みがなく美味しいし、
ご飯をせんべい状にして乾燥させ、焼き色をつけたおこげを
スープに入れていただく料理も優しい味。
どれも奇をてらっていない正統な料理です。

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スパ棟には、屋外プールと屋内のプールが備わっています。
プールでリラックスしてスパを受けて
1日中リゾートでリラックスするのもおすすめです。
ベトナムのスパはもともと高くありませんが、
地方はさらに安くてびっくりします。
リゾートのスパのマッサージを90分受けても約4000円。
もちろん技術も確かです。
どうでしょう?これだけでも行きたくなりませんか?

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リゾート近郊には、「ホアルー」という、
ベトナム最初の王朝が立った千年の歴史を誇る首都遺跡があります。

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水牛が沼に浸かって暑さを凌いでいました。

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長い中国の支配から脱してここに都を立てたのが、
10~11世紀のディン(丁)朝、前レ(黎)朝。
ホアルー(華閭)は華やかというよりは「夏草や兵どもが夢の跡」といった雰囲気。
今でも参拝者は絶えません。

古都ホアルーの近くには、風光明媚な景色を眺めながら
ボートクルーズを楽しむことができるチャンアン渓谷があります。
ホアルーを含むチャンアン名勝遺跡群は、
2014年6月に世界複合遺産に登録され、歴史遺跡とベトナムの
美しい自然を誇る名勝地として注目されています。
ホーチミンやハノイとは別の、ベトナムの側面を見られるところです。


取材協力:ベトナム航空


写真・文/鈴木博美
旅行業界で15年間の勤務を経てフリーの旅行家へ。
旅を通じて食や文化、風土を執筆。
雑誌媒体等に海外各地の旅の記事を寄稿。
著書に一人旅に役立つ電子書籍「OL一人旅レシピ」
インド編、ベトナム・カンボジア編、エジプト編、
世界中の美味しい料理をおうちで作る「いつもの食材で作る世界の料理レシピ」。
ブログ「空想地球旅行」で旅のあれこれを発信中。

投稿日:2016年11月01日

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ハノイ発祥の名物料理といえば「フォー」の他に
「ブンチャー」という見逃せない麺料理があります。
ブンチャーは米麺のつけ麺で、甘酸っぱいタレに炭焼きの豚肉とつくね、
別盛りの香菜をたっぷり入れていただく、ハノイっこの大好物。
たいていブンチャーの屋台か専門店で食べるのですが、
観光客相手のベトナム料理レストランにもメニューに
のっていることもあります。
ハノイの常識では昼ごはんとして食べるものなので、
時間が遅いと売り切れのところもあります。
今回はそんなブンチャーを愛するハノイっ子がおすすめの3店を食べ比べ!

邸宅に招かれたようなおもてなし

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旧市街のランドマーク「セントジョセフ教会」から
徒歩5分のところにある「マダム・ヒエン」は、
フランス統治時代に建てられたコロニアル調の屋敷を改装したレストラン。
調度品や内装が由緒あるお宅に招かれたような雰囲気。
オーセンティックなベトナム料理は地元の人にも評判です。
実はここ、ハノイで数店舗を手がけるフランス人シェフの
ディディエ・コルロー氏がプロデュースしたベトナム料理店なのです。

11_2003_2
ここではランチはもちろん、夜メニューでもブンチャーを提供しています。
単品で800円くらい。
そして、ここは観光客が訪れるレストランの中では、
ダントツに美味しいブンチャーです。
お肉の味付けも香ばしさも良いです。
料理は全体的にクセがなく上品に仕上がっています。
ローカル食堂に入るのにちょっと抵抗がある人はここがおすすめです。

旧市街で人気のブンチャー専門店

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ダックキムは、旧市街のハンマイン通りに1966年からある
地元に愛されるブンチャー専門店。
店先で焼いている炭焼きの肉の香ばしい香りに誘われて、
通りすがりの人が店内に吸い込まれていきます。

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タレの中には、焼肉と大きなつくねがゴロゴロと入っています。
別盛りの香草も、これでもかというくらいてんこ盛りで皿から溢れています。
セットに含まれている揚げ春巻きは2本分がカットされて出てきます。
これを書いているだけでお腹いっぱいになってきます。
肉や揚げ春巻きはとてもジューシー。
甘酸っぱいタレと香草との相性も抜群。
揚げ春巻き付450円くらい。
他店のブンチャー屋と比べると割高ですが、
見事なボリュームと正統派な味を考慮すれば納得です。

オバマ大統領も食べた話題のブンチャー

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ホアンキエム湖から南へ20分ほど歩いたところにある
フォンリエン」は、5月の訪越時にオバマ大統領が訪れたブンチャー専門店。
古くから有名なお店で、地元の人だけではなくハノイ駐在の外国人もよく訪れます。

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大統領の来店後はさらに注目が高まり、昼の遅い時間でも夜でもほぼ満席です。
でも料理が出るのも早いし、食べたらさっさと席を立つので
回転が早いため心配は要りません。
店内も清潔でメニューも写真付きなので
ローカル食堂ビギナーでも安心して入れます。

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つけだれは、ヌックマム(魚醤)を水で薄めたものに、
砂糖、酢、レモン、ニンニク、唐辛子などを入れて混ぜます。
他の店もタレの材料は同様ですが、ここはタレの味がしっかりしています。
それが美味しく思えるのかもしれません。
ブンチャー1人前で4万ドン(200円)、5万ドン、6万ドンがあり量の違い。
ブンチャーと一緒に食べる揚げ春巻きは
豚肉、カニ、エビがあり1本7000ドン。
炭焼き肉も、揚げ春巻きも個人的にはここがベスト。
他にもっと美味しい店を知っている方がいたらご連絡を。
食べに行きます!


取材協力:ベトナム航空


写真・文/鈴木博美
旅行業界で15年間の勤務を経てフリーの旅行家へ。
旅を通じて食や文化、風土を執筆。
雑誌媒体等に海外各地の旅の記事を寄稿。
著書に一人旅に役立つ電子書籍「OL一人旅レシピ」
インド編、ベトナム・カンボジア編、エジプト編、
世界中の美味しい料理をおうちで作る「いつもの食材で作る世界の料理レシピ」。
ブログ「空想地球旅行」で旅のあれこれを発信中。

投稿日:2016年10月25日

01
24時間のうち、ホテルで過ごす時間は平均10時間といわれています。
旅の大きな部分を占めるホテルだからこそ、
選択次第で訪れた街の印象も変わってしまうもの。
「ビクトリア ユングフラウ グランド ホテル&スパ」は、
その長い歴史の間で世界の旅行客を魅了し続けてきた
ホスピタリティ先進国スイスを代表するホテルです。

02
スイスの玄関口チューリッヒ空港からIC特急で約2時間、
スイスアルプスの麓に佇むインターラーケンは、
ユングフラウ地方へのハイキングなどのエクスカーションの拠点となる街。
歩いて廻れるほどの小さな街ながらも、カジノやブティック、
お洒落なダイニングが軒を並べる瀟洒な雰囲気。
インターラーケンとはラテン語で「湖の間」を意味し、
その名の通りトゥーン湖とブリエンツ湖に挟まれている場所で
200年に渡って旅行客を迎えてきました。

03
メインストリートの中心に立つ重厚な外観が目を惹く
「ヴィクトリア・ユングフラウ・グランドホテル&スパ」は、
1865年の創業以来、150年以上スイスを代表するホテルとして、
時代に合った気品と格式を常に追求することがモットー。
また、第二次世界大戦中は、スイス軍司参謀本部としての役割も果たし、
将校たちの居処となった歴史を持つことからも、
今でも政府要人達に愛されています。

2棟をつなぐ開放感のあるロビーは、両サイドに立つ太い柱が特徴的で
モダンな内装が印象的。
ベルエポックの優雅な気品が漂うビクトリア棟と
現代の洗練された装いのユングフラウ棟を絶妙に調和される空間です。
エントランスの方を見る正面にはユングフラウが優美な姿を見せています。

04
客室はカテゴリーによってデザインが異なりますが、
どれも明るめでモダンな印象。
大きな窓から見えるスイスアルプスの絶景も大きな魅力のひとつ。

05
広さ5,500㎡のスパのエリアには、優しい自然光が心地よいアトリウムプール、
サウナ、ウェルビーイング・バー、フィットネスと2つのスパが入っています。
ひとつは英国のスパブランド「ESPA(エスパ)」。
もうひとつは日本発のスパブランド「SENSAI」。
居心地の良いスパエリアでウェルビーイングな1日を過ごすのもおすすめ。

06
イタリアンレストラン「Quaranta Uno」は、
フランスで最も影響力を持つレストランガイド「ゴー・ミヨ」で
高得点を獲得しています。
モダンな空間の中でソムリエがおすすめするワインと料理は、
素敵な思い出になることでしょう。

07
ホスピタリティ産業発祥の地スイスを代表する
ビクトリア ユングフラウ グランド ホテル&スパは、
本格的な登山者から優雅に過ごしたいリゾート派にまで、
すべての旅人を癒してくれる場所です。

Victoria-Jungfrau Grand Hotel & Spa

Hoheweg 41, 3800 Interlaken, Switzerland
チューリッヒ空港およびジュネーブ空港から2時間



写真・文/鈴木博美
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投稿日:2016年10月19日

001
テキサス州西部の砂漠地帯に佇む小さな町マーファ。
ここはミニマルアートを代表する芸術家ドナルド・ジャッドの
意思を引き継ぐチナティ財団の存在に惹き寄せられた、
さまざまな分野のアーティストが移り住み、
エッジーな選りすぐりのモノと人との出会いがある
スペシャルな場所です。

002
マーファにはドナルド・ジャッドばかりでなく、
無名から著名に至るまで小さなギャラリーがたくさんあります。
中にはギャラリーだと思って入ったら
アトリエだったなんてこともあり、
快く制作中の作品を見せてくれました。

003
東海岸から移住してきた夫婦ともにデザイナーで、
古着のリメイクやアクセサリーを作っている「MANO」の店内は
手に取ると欲しくなるものばかり。
マーファにはこのようなオンリーワンの魅力を奏でる
ブティックが点在しています。

004
美術書とローカルアーティスト作品を中心としたブックカンパニー。
ここも見ているだけで軽く1時間は過ぎてしまいそう。
小鳥の画集を買い求めると、定員さんは
「私が大好きな本。最後の一冊なの。見納めさせて」と
パラパラと画集をめくって「さようなら」と。
ちょっと心苦しくなりました。

005
ブックカンパニーと通路でつながっている
ホテル・セント・ジョージ」は、
最近改装されてマーファの新しいアイコン。
女性シェフが腕を振るうレストランは予約なしでは食べられないほど。
仕方なくバーで食べたバーガーが激ウマでびっくり。

006
町を歩いているとパッカパッカという音が近づいてきます。
ここでは移動手段は車か馬。
それだけ自由だということですね。

007
マーファがアートの町となるずっと前からある
1929年創業の「ホテルパイザノ」。
伝説の俳優ジェームスディーンの遺作「ジャイアンツ」の
舞台になったホテルでもあります。
国の歴史建築物に指定されているだけあり、
ロビーに一歩入ると、磨かれた木製のチェアやテーブルが重厚感と
風格を醸し出し、アメリカの古き良き時代にタイムスリップした感覚。

008
町から少し離れた広大な草原の中にテントやインディアン風のティーピー、
モンゴル風のゲルにトレーラーといったユニークな宿泊施設が点在し、
セルフキャンプもできる「エル・コスミコ」。
不定期でライブやイベントも開催されていて、
60年代のカウンター・カルチャー的なノリが現代の若者や、
その時代に青春を過ごした大人に人気の宿泊施設。

009
メインオフィスにあるラウンジではWi-Fiも利用できます。

010
スペイン語しか通じないブリトーのお店。
メキシコ人一家が作る本場のブリトーはボリューム満点。
ブリトー屋さんの裏庭ではキヌアのサラダやマカのスムージーなど
健康食ランチを提供するフードトラック。
チーズとお肉たっぷりのブリトーと
健康志向サラダを一緒に食べて中庸と自分を納得させます。

011

012
マーファで一番人気のランチがフードトラックの「フードシャーク」。
ランチどきを外して訪れたのにもかかわらず50分待ちで時間もなく断念。
メニューはギリシャ・中東料理プレート。
オープンは木~日11:30~15:00。

013
コインランドリーとカフェが一体となった「タンブルウィード・ランドリー」。
タンブルウィードは草原を転がる回転草のことで、
きっと乾燥機の中で転がっている衣類から発想したのでしょう。
ランドリーとカフェを一緒にするとは名案です。
それにしてもマーファはシャレがきいている店名が多い!
ベトナムの麺「フォー」の専門店「マーフォー」という店もありました。

014
花屋とベーカリーが一緒になった、その名も「Buns N’ Roses」。
典型的なアメリカンダイナー的な雰囲気がいい感じ。
マーファの老人クラブの寄り合い処のようになっていて、
朝はコーヒーとパンケーキを食べながら元気におしゃべり。
ちなみに営業時間は木~日07:00~14:40まで。
フードシャークといい、これもマーファタイムなのでしょうか。

015
メイン通りのサンアントニオ通り沿いに立つ人気のビストロ「コチニール」。
夕方5時半の開店と同時に、あっという間に満席。
昨年まで「トシさん」という日本人のシェフがいたとのことで、
和テイストがアクセントの料理もあります。
現在はメキシコ人シェフによるフレンチ・メキシカンも
かなりレベルが高いです。
砂漠の果の町は都会の上を行っています。


写真・文/鈴木博美
旅行業界で15年間の勤務を経てフリーの旅行家へ。
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インド編、ベトナム・カンボジア編、エジプト編、
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投稿日:2016年10月12日

001
ポルトガル統治時代の文化と中国文化が交差するユニークな街マカオ。
大航海時代には、ポルトガルを出港した貿易船が、
アフリカやインド、マレーシアなどから香辛料を調達し、
アジア貿易の拠点となるマカオに運んできました。
各地のスパイスと、もともと食されていた広東料理を中心にした
食文化が融合して、マカオに独自の食文化が生まれました。
さらに多くのポルトガル人は、マカオに暮らす中国人や
航海の途中で出会った女性と結婚し、マカオに定住しました。
伝統的なポルトガル料理に、様々な諸国や中国の食材、
調理法が組み込まれていき、マカオ独特の食文化が育まれてきました。
そんなマカオでは、ファストフードからミシュランスターまで、
食べたいものが目白押し。
食欲旺盛な秋の旅を満たしてくれること、間違いありません!

ポルトガルからマカオへ伝わった絶品のスイーツ

002
ポルトガルで「パステイス・デ・ナタ」と呼ばれるエッグタルト。

もともとはリスボンのベレン地区にある修道院の
修道女たちが作ったのがはじまりとされています。
それをイギリス人のアンドリュー・ストウ氏が改良して
「ポルトガル風エッグタルト」の名前で売り出し、
現在ではマカオの代表的なスイーツに数えられています。

003
ロード・ストウズ・ベーカリーの本店があるのは、
マカオの南端に位置する海辺の小さな町コロアン。
ロータリーの一角に人が集まっている小さなお店があるので、
すぐにわかります。
市内にある全てのお店のエッグタルト約3000個をここで製造しています。
エッグタルト以外にもパウンドケーキやクッキーなど
お土産にもちょうど良い品も揃えています。
本店はテイクアウトのみ。
落ち着いて座っていただきたい人は、本店から歩いて1分の
路地裏にオープンしたガーデンカフェでどうぞ!
ドリンクやフード類も充実しているので、
ランチがてら訪れるのも良いです。

シンプルだけど奥深いポークチョップバーガー

004
小腹がすいたときにぴったりなのがポークチョップバーガー。
味付けは店によってまちまちですが、
基本はニンニクと胡椒がきいた醤油ベースの味付けで焼いた
骨つきの豚肉を、バンズに挟んで食べるかなりシンプルな
マカオの人気スナック。
野菜類が入っておらず、豚肉とパンの味が際だつシンプルなもの。

005
マカオにポークチョップバーガーが食べられるお店は
たくさんありますが、1店に絞るならコストパフォーマンスが高く、
ミシュラン調査員おすすめのお店として紹介される
ピブグルマンに選ばれた「新英記咖啡麵食」。
ここのポークチョップバーガーは
注文を受けてから七輪で焼くバンズが特徴。
炭で焼いたバンズの独特の香ばしさと
スパイスが染み込んだお肉が相まった傑作です。
ポークチョップバーガーの奥深さを知ったら、
いろんな店を食べ比べてみるのも面白いですよ。
セナド広場すぐ近くにあるパン屋「金馬輪咖啡餅店」のタレが
しっかり染み込んだポークチョップバーガーも美味しいです。

新英記咖啡麵食
沙梨頭惠愛街(Rua. de Alegria)2B マカオ
紅街市(レッドマーケット)から500m
営業時間 7:00~17:30

マカオのおふくろの味といえばミンチー

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素揚げした角切りのジャガイモの上に、しょうゆで味付けした
玉ねぎとひき肉と目玉焼きをのせたマカオの家庭料理のミンチー。
日本の家庭料理にもありそうなくらい馴染む料理。
当然、白米との相性はバッチリ。
ミンチーはマカオ料理レストランで食べることができます。
おすすめは媽閣廟(マコウミョウ)の近くにあるレストラン「海灣餐廳(リトラル)」。
マカオ料理といえばここ!と言われるほど、
地元にも人気のレストランです。

手間ひまかかる大航海時代の味アフリカンチキン

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様々なスパイスにココナッツミルクを加えて作る「アフリカンチキン」は、
とても長い歴史が詰まっているマカオの名物料理。
大航海時代にポルトガルの貿易船がアフリカのモザンビークに
たどり着いた先で食べた辛い鶏のグリルが
「アフリカンチキン」の原型といわれています。
インドのゴアに拠点を築くと、船乗りたちはアフリカ仕込みの鶏料理に
様々なスパイスを付け加え、さらにマラッカでは特産のココナッツが加えられ、
マカオでは、中国の調理技術と華南、広東料理と結びつき、
現在のアフリカンチキンが完成したといわれています。
アフリカンチキンはレストランごとに秘伝のスパイスで
仕込みや調理方法が異なるので、その味は千変万化。
ベースとなるピリッとしたスパイスの刺激とソースの甘みは
大航海時代のロマンの味。
五味が絡み合った複雑なソースを一口食べれば、
手間がかかっているのがわかるはず!
おすすめのレストランはセナド広場から徒歩5分のところにある「ソルマー」。
ナッツ系のコクとマイルドなココナッツが絶妙に絡み合った
スパイシーなソースは、パンにつけて食べると手が止まりません!

スペシャルな広東料理を思い出に

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マカオの旅を一層輝かせてくれるのが、JWマリオット内の「萬豪Man Ho」。
イギリスのライフスタイル誌「タトラー」が発行する
2016年度版のレストランガイドで「ベストレストラン」に輝いた名店です。

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伝統的な広東料理にシェフのアンディ氏の創造力を合わせた料理は、
プレゼンテーションから食欲をそそります。
お米を衣にしたカニ爪揚げは、口に入れた瞬間のサクッとした食感、
ジューシーなカニ肉が忘れられません。
また、2016年12月31日までの週末土、日曜の14:30~17:00まで
飲茶ハイティーも開催中。
98パタカ+税(約1300円+)で萬豪の飲茶がいただけるのは
かなりおトクですよ!

ワインとイタリアンを欲したときに

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ギャラクシーマカオ内の「テラッツァ(Terrazza)」は、
ミシュランスターのほか、イタリアホスピタリティ
国際認証マーク(Ospitalita Italiana)で「Golden Q」も受賞。
イタリア流のホスピタリティで肩肘を張らずに
料理とワインが楽しめる場所。
ギャラリーのように美しいワインセラーも見ものです。

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北海道産ホタテにイカスミを練り込んだ飾り、
フェンネルのグリーンソースは、多様な味覚をのせた、
シェフのご挨拶のような一皿。
メインとなるパスタやピッツアはもちろん、
レストラン自慢のお肉は文句無しに絶品。
気さくなイタリア人シェフですが、腕は本物です。
デザートも忘れてはいけません。
ここでは味蕾が覚醒しっぱなしです!

味蕾を目覚めさせる美味しいマカオへ秋旅に出かけませんか?


協力:マカオ観光局


写真・文/鈴木博美
旅行業界で15年間の勤務を経てフリーの旅行家へ。
旅を通じて食や文化、風土を執筆。
雑誌媒体等に海外各地の旅の記事を寄稿。
著書に一人旅に役立つ電子書籍「OL一人旅レシピ」
インド編、ベトナム・カンボジア編、エジプト編、
世界中の美味しい料理をおうちで作る「いつもの食材で作る世界の料理レシピ」。
ブログ「空想地球旅行」で旅のあれこれを発信中。

投稿日:2016年10月05日

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「半年も来ないと景色が変わる」と言われるほど、
マカオは進化が止まりません。
そして今、ゲーミング(カジノ)だけでない
エンターテインメント施設の更なる充実を計り、
IR<統合型リゾート>化を推し進めるマカオには、
続々と斬新なIRリゾートがオープンしています。
世界が認めるエンターテインメント・シティとして引き上げた、
3つの最新IRリゾートホテルをご紹介!

スタジオ・シティ・マカオ

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昨年の10月27日にオープンした「スタジオ・シティ・マカオ」は、
これまでに存在するIR(統合型リゾート)とはちょっと訳が違います。
SFチックな外観の中央に見える8の字は、
観覧車「ゴールデン・リール」。
産業革命をテーマにしたレトロSF調のキャビンに乗って、
高さ約130メートルの世界を楽しむアトラクション。
IR群やマカオ国際空港に離着陸する飛行機、
さらに隣接する中国まで一望できます。
日中は現在も建設中のホテル群が目立つので、
派手なイルミネーションを楽しめる夜の乗車がおすすめです!
そのほか、バットマンを追いかけてゴッサム・シティを飛び回る、
4Dアトラクションはアドレナリンが上がりっぱなし。

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まるで映画のセットみたいな「ザ・ブルバード・アット・スタジオ・シティ」は、
マンハッタンやハリウッドを歩いているような気分でショッピングに浸れる空間。
NYCの刻印が押されたマンホール、地下鉄の入り口、
ネオンサインなど、かなりディテールにもこだわっています。
スタジオ・シティ・マカオは、まさに
「ザッツ・エンターテインメント」の装いで、
子供から大人まで幅広く楽しませてくれるIRリゾートです。

ウィン・パレス

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今年の8月22日にオープンした「ウィン・パレス」は、
マカオ半島にあるウィン・マカオを上回るゴージャスさで
注目を集めています。
総工費42億米ドル(約4200億円)をかけた、
昼も夜も煌びやかなIRリゾートです。
リゾートの前に広がる大きな人工湖「パフォーマンスレイク」では、
800万ガロンの水を吹き上げて音楽とともに舞う
噴水ショーがすでに観光名所となっています。
さらにパフォーマンスレイクの外周を空中移動する
エアコン完備のスカイキャブから噴水ショーを眺めるのもおすすめです。
パフォーマンスレイクの四隅には
金色のドラゴンが目を光らせて、守っています。

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ホテルのテーマは「花と芸術」。
館内に飾られた100万本以上の色とりどりの生花に目を奪われます。
さらに、至る所に何千という美術品、装飾アートが飾られているのですが、
これらは6年かけて1億2500万米ドルを投じてコレクションしたもの。
その中には世界に2つしかない清朝時代の希少な磁器の花瓶もあります。
ちなみに、もうひとつの在り処はロンドンのバッキンガム宮殿。
隅から隅まで優雅さを放つウィン・パレスは、
本物を知っている大人のために造られたリゾートです。

ザ・パリジャン・マカオ

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スタジオ・シティ・マカオの隣に、今年の9月13日にオープンしたばかりの
ザ・パリジャン・マカオ」のテーマは「生きる歓び」。
フランスの小説のタイトルでもあるこのテーマ、何とも粋です。
そのシンボルとなるのが、エントランス正面に建つ
高さ160メートルのエッフェル塔。
2分の1スケールの忠実なレプリカです。
エッフェル塔は毎日ライトアップされていますが、
赤いと東京タワーに見えなくもないですね。
塔の内部は、専用エレベーターを使って
地上から40秒でアクセスできる展望台、
グルマンも満足する多彩なレストランでゲストを楽しませてくれます。
また、1200人収容可能なシアターでは、
11月13日までロンドン・ウェストエンドで
ロングラン公演中のミュージカル「スリラー・ライブ」を公演中。
「スリラー・ライブ」は故マイケル・ジャクソンのヒット曲の数々で
構成されるミュージカル。これは見逃せません!

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スイートを含むゲストルームは33㎡~396㎡まで合計3000室。
部屋数も桁違いです。
館内のショッピング・モール「ショップス・アット・ザ・パリジャン」は、
カジュアルからオートクチュールブランドまで150店以上の
ブティックが軒を連ね、まるでパリのシャンゼリゼを彷彿させる雰囲気。
ストリートモスフィアではパリ・モンマルトルのように、
似顔絵アーティスト、パント マイム芸人、大道芸人などが、
毎日パフォーマンスを繰り広げています。

遊び心を刺激する、かつてのマカオにはなかった世界観を魅せる
3つのIRリゾートは、カジノだけに頼らない新時代のマカオへと
大きく舵を切った象徴的存在といえるでしょう。
次のマカオはどちらに滞在したいですか?


取材協力:マカオ観光局


写真・文/鈴木博美
旅行業界で15年間の勤務を経てフリーの旅行家へ。
旅を通じて食や文化、風土を執筆。
雑誌媒体等に海外各地の旅の記事を寄稿。
著書に一人旅に役立つ電子書籍「OL一人旅レシピ」
インド編、ベトナム・カンボジア編、エジプト編、
世界中の美味しい料理をおうちで作る「いつもの食材で作る世界の料理レシピ」。
ブログ「空想地球旅行」で旅のあれこれを発信中。

投稿日:2016年09月28日

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ノスタルジックな街並みを残しつつ近年、アジア最大級の
エンターテインメントシティとして脚光を浴びるマカオ。

実はアートも充実しています。
世田谷区の半分ほどの面積しかないマカオですが、
世界的な作品から草の根アートまで、
幅広い芸術作品が散りばめられています。
街を歩けばアートに当たるといっても過言ではないくらいに、
デパートの入り口の頭上にベルナール・ビュッフェの絵画が
飾られていたり、化粧品売り場にロダンの考える人が置かれていたり、
ホテルのロビーにサルバドール・ダリの彫刻があったり、
さりげなさすぎて言われないと気付かないくらいです。
そんなアートの宝庫マカオで楽しめるギャラリーを紹介します。

ホテルの中でアート鑑賞

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南湾湖に近いMGMホテルは特にアートに力を注いでいるホテル。
公共エリアのあちらこちらで著名な芸術作品を目にすることができます。
正面ロビー奥にある円柱のアクアリウムが立つパビリオンでは、
常にアート・エキシビジョンが開催されています。
現在は、ヴィジュアル・デザイン・アーティストの
ステファン・ステファノによる合成ガラスで制作された
130種1000匹の巨大な蝶々が飛翔しています。
トム・ヘアによるさりげなく置かれているグリーン・オブジェにも注目!

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パビリオン正面の階段を上がって通路の窓から見ると
自分が小さくなったように見えてとっても不思議な感覚。
また、同階にあるアートスペースでは現在、
踊り子の画家で知られるエドガー・ドガの74点に及ぶ
彫刻コレクションを展示しています。
こちらも入場無料。2016年11月20日まで。
無料で開放することでホテルの収益を公共に還元し、
芸術を見る力を育てたいという想いが込められている証でしょう。
パビリオン:入場無料。10:00~22:00
アートスペース:入場無料。12:00~21:00。
MGM Macau

下町アートスペース

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マカオ半島北部、モンハの丘の麓に位置する
歴史建築をアートスペースにした「牛房倉庫(OX ウェアハウス)」は、
マカオの若いアーティスト作品を中心に、
インスタレーションや展示が見られます。

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訪れた時は子供たちによるアートの楽園という
エキシビジョンが開催中でした。
ちょっと若すぎましたが、子供達の自由な発想で描く
のびのびとした絵や作品に心が洗われました。

12:00~19:00 火曜日定休
牛房倉庫

おむすびギャラリー?

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牛房倉庫から徒歩10分ほどのロウリムオックガーデンすぐそばに立つ
「Wami Musubi Deli」は、定番から創作おにぎりまで
毎日10種類以上のおにぎりとお味噌汁や豚汁、
お惣菜を揃えるおむすび専門店。

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横浜のホテルに長く勤めていた経験から、
寿司やラーメンだけでなく日本の家庭料理を
マカオに広めたいという情熱でおむすび専門店をオープン。
サケや昆布の定番から、韓国のりで巻いた
キムチ&チーズおむすびまで、バラエティ豊富。
お味噌汁は昆布からしっかり出汁を取っています。
おにぎりは一つだいたい170円くらいからとお手ごろなのも嬉しいです。
イートインスペースもあるので、ちょっと小腹が減ったときにも、
無性に日本食が恋しくなったときにも気軽に立ち寄れます。
大通りから細い路地に入ったところにあるので、
迷ったらお店に日本語で電話OK!

12:00~20:30 日曜日定休
WaMi Musubi Deli

ラザロ地区のギャラリー

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観光の拠点となるセナド広場から北東に徒歩で15分ほどのところにある
ラザロ地区は、石畳にコロニアル風の建物が並ぶ
ポルトガル統治時代を偲ばせる南欧風な景観が散策にぴったりのエリア。
中庭が心地良い仁慈堂婆仔屋(Albergue SCM)は、
第二次世界大戦中は年老いた女性たちの救護施設でした。
現在は、ギャラリー、レストラン、ポルトガル雑貨などが集まる
お洒落な一角です。
ギャラリーでは、季節ごとのイベントや
マカオの若手アーティストの表現する場を提供しています。

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訪れたときは3人の若手建築家による世界の建築物スケッチ展。
確かに建築家は、PCが進化しても手描きのスケッチが上手くないと
信頼性に欠けるしプレゼンに困りますね。
直線や奥行き、筆圧など建築家ならではのタッチが興味深かったです。
9月21日~11月20日まではリトルラビット・ランタン展を開催しています。
こちらも面白そうです。

12:00~19:30 月曜日定休
仁慈堂婆仔屋(Albergue SCM)

マカオのベスト・コンテンポラリーアート・ギャラリー

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マカオのランドマーク的存在の「グランド・リスボア・ホテル」から
羅理基博士大馬路を東へ徒歩10分のところにあるマカオ・アートガーデンは、
マカオ政府のプロジェクトとして、複数の芸術団体がコラボして
生まれたアートスペース。
学校と学校の間に挟まれたビルなので「ここでいいのかな?」と
心配になりますが、ピンクとゴールドの等身大女子フィギュアが
中庭にたっているので、すぐわかります。

毎月単独のエキシビジョンを開催し、
ユニークな作品を発表する場を提供しています。
訪れたときは、マカオで有名な芸術集団の生誕20周年を記念した
インスタレーションで、マカオの20年の軌跡とともに写真や映像、
オブジェなどで過去を振り返り、そこからまた
新しい発想へとつなげるという企画。
2階では「サウンド・オブ・ザ・シティ」という
ミュージック・ロール(自動演奏用の音符と記録した紙)を
マカオの特徴的な集合住宅に見立てて、実際に存在する
いくつかの通りをオルゴールの音色で表現するというもの。
かなり斬新なアイデアですが、どの音色も心地よく
目を閉じて聴いていると、風や匂いまで不思議と感じてきます。

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1Fには、カフェ兼ギフトショップ。
ちょっと一休みするのにちょうど良いです。

11:00~19:00 月曜日・祝日休
澳門藝術花園

マカオの歴史文化にもっと触れたくなったら

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サンズ・マカオ・ホテル近くに位置するマカオ芸術博物館(MAM)は、

マカオ文化センター内にある大きな博物館。
館内は5フロアにわかれており、マカオで出土した土器から、書、
中国の陶磁器、中国や西洋の絵画、歴史写真などが展示されています。
豪勢で展示数も多く見応えがあります。
また、エキシビジョンも歴史物からマルチメディアまで多岐にわたり、
マカオの芸術の中心地といった充実感です。
訪れた時はフランスの画家オーギュスト・ボルゲによる
19世紀のマカオの風景画の展覧会が開催されていました。
今では想像がつかない漁村で暮らす人々の風景や
媽閣廟が描かれている絵画などがあり、
記録として見てもかなり興味深いものでした。
こちらの展覧会は10月9日まで開催されています。
入場料は5パタカ(約70円)。というか、たったの70円です!
1Fにあるミュージアムショップも充実していますので、
素敵なお土産が見つかるかも!

10:00~19:00(入場18:30まで) 月曜日定休
入場料5パタカ 日曜・祝日は入場料無料
マカオ芸術博物館(MAM)

マカオのアートシーンも日本とはまた趣が違って面白いですよ。
街歩きの途中で見つけたら気軽に立ち寄ってみてください!


協力:マカオ観光局



写真・文/鈴木博美
旅行業界で15年間の勤務を経てフリーの旅行家へ。
旅を通じて食や文化、風土を執筆。
雑誌媒体等に海外各地の旅の記事を寄稿。
著書に一人旅に役立つ電子書籍「OL一人旅レシピ」
インド編、ベトナム・カンボジア編、エジプト編、
世界中の美味しい料理をおうちで作る「いつもの食材で作る世界の料理レシピ」。
ブログ「空想地球旅行」で旅のあれこれを発信中。